【ETF/投資信託】 WealthNavi サービスを知ろう

Posted by MugenPlus on October 15, 2023

WealthNaviとは

WealthNaviはウェルスナビ株式会社(関東財務局長(金商)第2884号)が提供している、大人気の自動運用型(投資一任型)ロボアドバイザーです。全自動でおまかせできる資産運用サービスであり、UIも使いやすいサービスとなっています。

企業や銀行と連携して、WealthNavi for 〇〇 があり、企業によっては優遇プログラムや割引特典、マイル、ポイントがたまる仕組みがありますが、自分は他社連携のサービスではなく、通常のWealthNaviを活用しています。

手数料・投資金額

コスト・手数料

手数料は自動的に毎月引かれる仕組みで、預かり資産の年率1%(税込1.1%)となります。また、ETF保有コストも発生し、ETFによりますが、年率0.08%~0.13%程度が発生します。

ただ、通常のWealthNavi(WealthNavi for 〇〇ではない)で運用されていた場合、「長期割」があり、手数料を最大0.90%(税込0.99%)まで割引される制度もあります。50万円以上を投資されていた場合、6ヵ月ごとに0.01%の手数料が割引され、200万円以上であれば、6ヵ月ごとに0.02%が割引されます。

Source: WealthNavi
Source: WealthNavi

最低金額

1万円からスタートができ、銀行から入金することで、すぐにスタートも可能だし、積立を選択することで、銀行口座から引き落としが可能なので、入金忘れもなくなる。

配当金

商品によって配当金が出ますが、全部自動で再投資され、費用は無料です。

商品

WealthNaviでは、6つの資産グループ(資産クラス)を投資して、以下となります。

現在の商品(2023年10月15日時点)

分類 投資クラス 詳細 銘柄
米国株 世界最大の経済大国である米国企業の株式に投資します。成長が続く米国の経済活動から得られるリターンが期待できます。 VTI: Vanguard Total Stock Market ETF
日欧株 日本や英国、カナダ、フランスなど米国を除く先進国の株式に投資します。幅広い先進国の経済活動を通じたリターンが期待できます。 VEA: Vanguard FTSE Developed Markets ETF
新興国株 世界第二位の経済大国である中国や台湾、インドなどの国々の株式に投資します。成長が著しい新興国の国々からのリターンが期待できます。 VWO: Vanguard FTSE Emerging Markets ETF
債券 債券 国債や社債など安全性の高い債券に投資します。リスクが比較的小さく、安定した収益が期待できます。株式に対する分散効果も期待されます。 AGG: iShares Core U.S. Aggregate Bond ETF
その他 古くから世界中で価値が認められてきた「金」に投資します。国際的な紛争や金融危機など有事の際は、株など比較的リスクの高い資産から金などの「安全資産」に資金が移りやすく、金の値上がりが期待できます。 IAU: iShares Gold Trust
その他 不動産 不動産に投資する金融商品であるREITを通じて、米国のオフィスやホテル、住宅など幅広い不動産に投資します。株とも債券とも異なる値動きによる分散効果が期待できます。 IYR: iShares U.S. Real Estate ETF

Source: WealthNavi

過去の商品

分類 投資クラス 詳細 商品名
債券 債券 国債や社債など安全性の高い債券に投資します。リスクが比較的小さく、安定した収益が期待できます。株式に対する分散効果も期待されます。 TIP: iShares TIPS Bond ETF
その他 古くから世界中で価値が認められてきた「金」に投資します。国際的な紛争や金融危機など有事の際は、株など比較的リスクの高い資産から金などの「安全資産」に資金が移りやすく、金の値上がりが期待できます。 GLD: SPDR Gold Shares
  • TIPは2023年10月4日以降は新規購入は行われていない。
  • GLDは2022年11月1日以降は新規購入は行われていない。

Source: WealthNavi

リバランス

リバランスは投資商品を見直しを行い、必要に応じて、一部の売却または買い増しを行う仕組みですが、WealthNaviでは自動で実行されます。

WealthNaviでは、3つのパターン、「積立や追加入金によるリバランス」、「半年に一度の定期リバランス」、「バランスが大きく崩れた時の臨時リバランス」でリバランスが発生するようで、自分は「積立や追加入金」と「「半年に一度の定期」のみ経験しました。

Source: WealthNavi

NISAにも対応

個人ではWealthNaviでNISAを活用していないので詳しくないのですが、「おまかせNISA」があり、リバランス時に資産の売却が必要な場合は、通常の口座の資産を売却して、NISA口座からの売却を行わない範囲で、全体のバランスを調整されるようです。

また、2024年にNISA制度が大幅に変わりますが、WealthNaviでも新しい制度に対応されるようです。手数料も「つみたて投資枠」であれば0%、「成長投資枠」はリスク許容度で変わるようで、最大で年率1%(税込1.1%)だそうです。自動的に「つみたて投資枠」を33%への投資、「成長投資枠」を67%投資され、「つみたて投資枠」は米国株のみ、「成長投資枠」は米国株を含むその他の商品のようです。なので、リスク許容度に応じて年率0.63~0.67%(税込0.693~0.737%)になる感じです。

Source: WealthNavi
Source: WealthNavi
Source: WealthNavi
Source: WealthNavi
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リスク許容度

ユーザーが診断用の5つの質問を答えて、答えに応じて適切なリスク許容度が提案されます。提案後はお気にならない結果であれば、再度診断することができ、リスク許容度を確定するまでは、変わりません。リスクに応じて、商品の割合を完全に自動で運用してくれるので、ユーザーが商品を選んだり、割合を決める必要もない。

「リスク許容度1」は低い債券の割合が高くなり、「リスク許容度5」が比較的リスクの高い株の割合が高いのですが、全体的に6つの投資クラスから商品を割合が決められています。

Source: WealthNavi

システム

メンテナンス

毎週日曜日の2時から5時の間が定期メンテナンスのようで、この時間はログインすることができませんので、ご注意ください。

セキュリティー

もし、20分間操作が行われなかった場合に、自動的にログアウトされ、ログイン画面に遷移されます。

また、2段階認証(MFA:Multi-Factor Authentication)を設定することが可能で、ログインされた場合にメール通知が届くように設定も可能なので、基本のセキュリティーはできています。